注文住宅でいちばん難航したのが「土地探し」でした。建築費はなかなか下げられないので、予算を合わせるなら土地で調整するしかない。でも、いい土地は高い——。
結論から言うと、わが家は最終的に75坪の土地を1,200万円で手に入れました。地域の相場からすると破格です。なぜそんなに安かったのか、そしてそこに潜む”安い土地のリアル”を、正直に書きます。
まず、土地の相場を知る
わが家のエリア(地方都市)では、坪単価はおおむね40〜60万円。24坪の平屋を建てるには、建ぺい率の関係で最低でも40坪ほどの土地が要ります。
つまり「ふつうの整形地」だと1,600〜2,400万円、平均2,000万円ほどが狙える範囲。当初の土地予算は1,500万円に設定していたので、これではなかなか合いません。
「不利な条件」がある土地は、ぐっと安くなる
土地は、何かマイナス条件があると一気に安くなります。例えばこんな土地は、相場より500万円ほど安くなるイメージです。
- 水害ハザードマップで不利・地盤が弱い
- 市街化調整区域
- 駐車場が取りにくい・狭い
- 旗竿地(間口が狭く奥に敷地がある形)
- 隣が墓地、線路沿い など
大事なのは、「その不利が、自分にとって本当に不利か」を見極めること。人によっては気にならない条件なら、安さだけ享受できます。逆に地盤や水害は建物の安全・費用に直結するので、ここは慎重に。
わが家の土地:1.7mの二項道路という”難物”
最終的に買ったのは、75坪・1,200万円。安かった理由は、接続する道路の間口が狭い「1.7mの二項道路」で、普通車が土地に入れないこと。多くの人が敬遠する条件でした。
ここで動きました。隣の土地が廃屋だったので、自分で所有者に交渉に伺い、解体させてもらったのです。
- 解体費用:約200万円(こちら負担)
- 土地の整備費など:約100万円
合計300万円かかりましたが、それでも1,200万+300万=1,500万円で75坪。整形地の相場(同等で2,000万円超)を考えれば、十分に破格でした。
「安い土地」を活かすには、知識と手間が要る
誤解してほしくないのは、「安い土地には必ず理由がある」ということ。その理由を見極め、対処できるかどうかが分かれ目です。正直に注意点を。
- 地盤・水害・接道は、建物の安全と追加費用に直結。ここが原因の安さは慎重に(地盤改良で数十〜百万かかることも)
- 建築の知識がないと、「安く見えて、対処に高くつく」土地をつかむリスクがある
- 不安なら、土地の検討段階から建築会社や専門家に相談を。「この土地に希望の家が、いくらで建つか」を先に確認するのが安全
私はリフォームの仕事で土地や建物を見慣れていたので踏み込めましたが、誰にでも勧められる方法ではありません。それでも、「相場どおりの土地しかない」と思い込まないこと。視点を変えれば、予算内の選択肢は意外と広がります。
あわせて読みたい:この土地に、いくらでどんな家を建てたのか。→ リフォーム屋が”一生住む家”に平屋を選んだ理由|1万棟見てきた結論
ご要望・予算に合った間取りプランと資金計画を、複数社にまとめて無料で依頼できます。自分では気づけない動線・収納のアイデアや、各社プランの比較に役立ちます。
無料で間取りプランを一括作成してもらう ▶


コメント